本,創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで

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本 17冊目 「創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで」

すでに述べたように、ドゥルーズは、『意味の論理学』から『批評と臨床』に至る過程で、アルトーの「深い」文学よりも、キャロルの「浅い」文学を偏愛するようになりました。それは、私たちの言葉でいえば、神的狂気の文学に否定神学的なひねりを加えた統合失調症的な文学よりも、父=神にかかずらわらない文学を評価するようになったということにほかなりません。

松本卓也 『創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで』, (講談社, 2019), pp.309.

読んだ感想

狂気と創造の関係については、昔から多くの哲学者や医者などによって考察されてきました。その歴史を振り返り、狂気がその時代においてどのように扱われてきたのか、その扱われ方がどのような経緯で現代に至るのか、分かりやすく記されています。

人生の途中で訪れる狂気や、生まれつきの狂気。それらを隔離しようとしたり、乗り越えようとしたり、否定したり、称えたりと、その時代における傑出した人物たちは様々な手段で「狂気」に対処してきました。

そういった、「狂気」というこの世界に表出した出来事に対して、哲学者たちが言葉でどんどん解釈を積み上げていく様がありありと描かれており、私のような哲学や医学の専門知識が無い者でも理解しながら読むことができました。

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今回読んだ本について

タイトル:創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで
出版社 :講談社, (2019)
著者  :松本卓也

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